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最新パリレポート L'rapport de Paris-リアルなパリの情報をフリーライターの加納さんがお届けします-
Date:2011.03.14
Vol.36 | ガレット・デ・ロワ
フランスの1月のお菓子といえば、言わずと知れたガレット・デ・ロワ。キリストの公現祭(エピファニー)の1月6日に食べるのが伝統だが、今では、クリママス後2週間目の日曜日に食べるのが一般的になっている。この日はもちろんのこと、1月中は何かにつけてガレットを食べる機会が多く、1月後半ともなると、「もうガレットは食べ飽きた!」という人も少なくない。そんなニーズを酌んで、いろいろな味をつけてガレットを食べ飽きないようにさせる店も多い。
クリスマスのビュッシュ・ド・ノエル、復活祭のチョコレートと並んで、パティスリーの3大ビックイベント菓子のひとつとなっているガレット・デ・ロワ。毎年新作を出すパティスリーも多く、この時期には新聞や雑誌、テレビなどでもこぞってガレット・デ・ロワが特集される。こちらも毎年新作が登場するフェーヴも、コレクターズアイテムとして、ガレットと別に、フェーヴだけで売られることも多い。
1月6日だけは特別にガレットを作る高級レストランがあるかと思えば、実力派シェフ・パティシエがいる高級ホテルでは、ホテルのサロンドテなどで提供したり、ガレットパーティーを開いたりと、何かにつけてガレットで盛り上がるフランスだ。
ガレット・デ・ロワなしでは1月が越せないフランスから、今年のパリの、パティスリー&ブーランジュリーの注目ガレットを紹介しよう。
クリスマスのビュッシュ・ド・ノエル、復活祭のチョコレートと並んで、パティスリーの3大ビックイベント菓子のひとつとなっているガレット・デ・ロワ。毎年新作を出すパティスリーも多く、この時期には新聞や雑誌、テレビなどでもこぞってガレット・デ・ロワが特集される。こちらも毎年新作が登場するフェーヴも、コレクターズアイテムとして、ガレットと別に、フェーヴだけで売られることも多い。
1月6日だけは特別にガレットを作る高級レストランがあるかと思えば、実力派シェフ・パティシエがいる高級ホテルでは、ホテルのサロンドテなどで提供したり、ガレットパーティーを開いたりと、何かにつけてガレットで盛り上がるフランスだ。
ガレット・デ・ロワなしでは1月が越せないフランスから、今年のパリの、パティスリー&ブーランジュリーの注目ガレットを紹介しよう。
まずは、ブーランジュリーの雄から「ドミニク・サブロン」。日本にも店を出している実力派ブーランジェが焼くガレットは、フイタージュの焼き上がりが身上。パン用の石床窯でじっくり長時間かけて焼きあがるフイタージュは、細かな層がきっちり盛り上がり、隅々まで焼ききられている。かぶりつくとザクザクボロボロッと、音を立てながら口の端からこぼれていくフイタージュの細やかさに脱帽。
定番のフランジパーヌ(アーモンドクリーム)のほか、砂糖控えめフランジパーヌ&プラリネ、フランジパーヌ&ピスタチオの3種。フイタージュに自信があるゆえ、ブリオッシュ生地で王冠型に仕上げる南仏風ガレットは作らない。
フェーヴは、“ドミニク・サブロンの一日”と題して、この店の朝から晩までの人気商品群。ブリオッシュ、ヴィエノワズリー、タルティーヌ、バゲット、ミッシュ、カフェ&マカロンなど、細かな細工がキュートなフェーヴが揃う。 まずは、ブーランジュリーの雄から「ドミニク・サブロン」。日本にも店を出している実力派ブーランジェが焼くガレットは、フイタージュの焼き上がりが身上。パン用の石床窯でじっくり長時間かけて焼きあがるフイタージュは、細かな層がきっちり盛り上がり、隅々まで焼ききられている。かぶりつくとザクザクボロボロッと、音を立てながら口の端からこぼれていくフイタージュの細やかさに脱帽。 定番のフランジパーヌ(アーモンドクリーム)のほか、砂糖控えめフランジパーヌ&プラリネ、フランジパーヌ&ピスタチオの3種。フイタージュに自信があるゆえ、ブリオッシュ生地で王冠型に仕上げる南仏風ガレットは作らない。 フェーヴは、“ドミニク・サブロンの一日”と題して、この店の朝から晩までの人気商品群。ブリオッシュ、ヴィエノワズリー、タルティーヌ、バゲット、ミッシュ、カフェ&マカロンなど、細かな細工がキュートなフェーヴが揃う。
http://www.dominique-saibron.com/
定番のフランジパーヌ(アーモンドクリーム)のほか、砂糖控えめフランジパーヌ&プラリネ、フランジパーヌ&ピスタチオの3種。フイタージュに自信があるゆえ、ブリオッシュ生地で王冠型に仕上げる南仏風ガレットは作らない。
フェーヴは、“ドミニク・サブロンの一日”と題して、この店の朝から晩までの人気商品群。ブリオッシュ、ヴィエノワズリー、タルティーヌ、バゲット、ミッシュ、カフェ&マカロンなど、細かな細工がキュートなフェーヴが揃う。 まずは、ブーランジュリーの雄から「ドミニク・サブロン」。日本にも店を出している実力派ブーランジェが焼くガレットは、フイタージュの焼き上がりが身上。パン用の石床窯でじっくり長時間かけて焼きあがるフイタージュは、細かな層がきっちり盛り上がり、隅々まで焼ききられている。かぶりつくとザクザクボロボロッと、音を立てながら口の端からこぼれていくフイタージュの細やかさに脱帽。 定番のフランジパーヌ(アーモンドクリーム)のほか、砂糖控えめフランジパーヌ&プラリネ、フランジパーヌ&ピスタチオの3種。フイタージュに自信があるゆえ、ブリオッシュ生地で王冠型に仕上げる南仏風ガレットは作らない。 フェーヴは、“ドミニク・サブロンの一日”と題して、この店の朝から晩までの人気商品群。ブリオッシュ、ヴィエノワズリー、タルティーヌ、バゲット、ミッシュ、カフェ&マカロンなど、細かな細工がキュートなフェーヴが揃う。
http://www.dominique-saibron.com/
巨匠フィリップ・コンチティーニがプロデュースする注目のパティスリー「パティスリー・デ・レーヴ」は、クラシックなフランジパーヌ入りのみ。薄めのフイタージュはしっとりサクサクで切れのよい上品な口当たり。フランジパーヌもアーモンドがきめ細かく、全体的に、品よくシックに仕上げ、トップパティシエの作品らしい洗練さを感じる。フェーヴは、ロゴをあしらった形。王冠は塗り絵が出来るようになった白地のデザイン。
http://www.lapatisseriedesreves.com/
http://www.lapatisseriedesreves.com/
名ショコラティエであるジャン=ポール・エヴァンは、名パティシエでもある。彼の今年のガレットは、ナチュラル味とショコラ味のフイタージュの間に、チョコレートの粒入りのフランジパーヌ。アクセントにしょうがの香りとマカロンパウダーをあしらい、味も食感も小気味よく仕上げた。フェーヴは、テーマカラーのブルーが美しいペンダントタイプ。
http://www.jphevin.com/
http://www.jphevin.com/
日本でも大人気の「ラデュレ」は、毎年チャーミングなフェーヴを発表して、そちらがまずは大人気。今年のフェーヴのテーマは“旅”・トランクに、ルリジューズやブルドックなど、「ラデュレ」の人気菓子&キャラクターをあしらった4種類。キュートなボックス入りで別売り模している。人気菓子&キャラクターをちりばめた王冠も見事なまでにラヴリーで、この店ならではの仕上がり。
ガレットは、フランジパーヌと、パッション&オレンジ&フランジパーヌの2種。デリケートで優しい味わいのガレットは、店の甘やかなイメージにピッタリ重なる。
http://www.laduree.fr/
http://www.laduree.fr/
さて、毎年行われているパリ&近郊のブーランジュリーが参加するガレット・コンクールだが、今年の優勝店は、パリ郊外のルヴァロワ・ペレに店を構えるレミ・ポテイ
- Rémy Potey
- 77 rue Victor Hugo 92300 Levallois Perret 01 47 37 08 59
ガレットは、そのまま室温で食べてもいいし、ほんの少しオーヴンで温めてほおばるのもいい。一緒に味わう飲み物は、紅茶はもちろんだが、ほんのり甘いドゥミ・セックのシャンパーニュもピッタリ。特にシャンパーニュはその爽やかさでガレットのリッチさを消してくれる。いろいろな種類のガレットとシャンパーニュを買い込んで、1月は、ガレット・パーティーで盛り上がりたい。
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加納 雪乃 Yukino Kano
フランスの食文化を専門とする、パリ在住のフリーのライター兼コーディネーター。インターネットでフランスのレストランについての情報を発信し、レストラン選択のアドヴァイスなどを提供。
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