最新パリレポート L'rapport de Paris-リアルなパリの情報をフリーライターの加納さんがお届けします-

Date:2014.03.17

Vol.72 | サロン・ド・テ「ラマリリス」がパリ6区にオープン!

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パリにパティスリーは多々あれど、長年にわたって抜群の人気を誇る店と言えば「ジェラール・ミュロ」。パティスリーだけでなく、トレトゥール(惣菜店)としても評価が高い「ジェラール・ミュロ」が、2013年11月、待望のサロン・ド・テをオープンした。
長年、ブティックの近くにサロン・ド・テが欲しい、と願っていたミュロ氏。ようやく見つかった物件は、ブティックの目と鼻の先、歩いて20秒の距離。「ジェラール・ミュロ」の名物パティスリー”アマリリス“にちなんで、「ラマリリス」と名づけた。

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こぢんまりと落ち着いた雰囲気の店内で味わえるのは、本日のスープやサラダ、オムレツに、キッシュ類、そして日替わり料理。サラダは、ブティックの定番、エビ&アヴォカド&グレープフルーツ、鶏&インゲン&ニンジンなどが日替わりで、オムレツは、キノコ、ハムチーズ、ジャガイモなどの具が選べる。添えられるパンはもちろん自家製。「ラマリリス」用に、ミニサイズのシリアル・パンも用意した。本日の料理は、アンコウのアメリケーヌソース&リゾットなど、ちょっと手の込んだ肉や魚料理。近々、自家製パンを使ったハンバーガーも登場する予定だ。

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一番人気は、本日のスープ&サラダ&キッシュやブリオッシュの3点を一皿に盛り合わせた“トリロジー”。取材日は、カレー風味のニンジンポタージュ、エビ&アヴォカド&グレープフルーツサラダ、そして、ブティックの人気者リヨン風ソーセージ入りブリオッシュだった。

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そしてもちろん、パティスリー。ブティックの人気者約10点がショーケースに並ぶが、他のパティスリーをブティックから運んでくることも可能。「ラマリリス」でしか食べられない、焼きたてのクレープにも注目だ。

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6区のこの界隈は、パティスリー&ショコラトゥリー天国として名高いが、実は、美味しいお菓子をゆっくり食べられるサロン・ド・テは数が少ない。

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「ジェラール・ミュロ」の品質で軽いランチや美味しいティータイムを楽しめる、貴重な場所の誕生だ。

Information-レポートに出てきたお店などを紹介します。

L’Amaryllis
12 rue des 4 vent 75006 Paris
01 43 26 91 03
11:00-18:30
水日休
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加納 雪乃 Yukino Kano

フランスの食文化を専門とする、パリ在住のフリーのライター兼コーディネーター。インターネットでフランスのレストランについての情報を発信し、レストラン選択のアドヴァイスなどを提供。

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