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最新パリレポート L'rapport de Paris-リアルなパリの情報をフリーライターの加納さんがお届けします-
Date:2009.10.14
Vol.19 | 「ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ」について
パリで最も有名なコンフィズリーの1軒、「ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ」。
創業1761年。フランス革命前から砂糖菓子をパリジャンに提供し続けてきている、老舗中の老舗だ。
古い建築をそのまま生かした本店のほか、パリ市内に数件の店舗を展開している。
創業1761年。フランス革命前から砂糖菓子をパリジャンに提供し続けてきている、老舗中の老舗だ。
古い建築をそのまま生かした本店のほか、パリ市内に数件の店舗を展開している。
250年近くもの歴史を持つコンフィズリーには、様々なキャンディーやキャラメル、パート・ド・フリュイ、ドラジェ、ショコラ、ギモーヴなど、何百種もの甘いお菓子がぎっしり。自家製のショコラやキャラメル、ギモーヴなどのほか、フランス中から集めた地方銘菓も充実している。
このコンフィズリーの名店が、この夏から本格的に氷菓を提供し始めた。
このコンフィズリーの名店が、この夏から本格的に氷菓を提供し始めた。
以前から自家製のグラス&ソルベを作り、500mlのパック入りで売っていたが、最近、本店のすぐ横に、新しい氷菓アトリエを設置し、パック入りのみでなく、本店内にアイスクリームスタンドも作って、作りたてをコーン入りも販売。アトリエは、道から中がのぞけるようになっていて、職人の仕事ぶりを道行く人が見られるようになっている。
MOFグラシエ、ジェラール・トランの協力を得て新しく開発した氷菓は、ヴァニラやショコラ、塩バターキャラメルなどのグラス、イチゴ、フランボワーズ、フロマージュブラン&グリオットのソルベなど
10種あまりがそろう。
中でも注目したいのは、ピスタチオ&カリソン、ショコラ&フロランタン、プラリネ・ローズといった、コンフィズリーならではのフレーバー。
店自慢の自家製カリソンがゴロゴロ入ったピスタチオ、ねっとりしたアーモンドが混ざったショコラ、粗く刻んだ食感が楽しいピンク色のプラリネ。
普通のグラシエではまずお目にかからない、この店らしいフレーバーが楽しめるのだ。
店自慢の自家製カリソンがゴロゴロ入ったピスタチオ、ねっとりしたアーモンドが混ざったショコラ、粗く刻んだ食感が楽しいピンク色のプラリネ。
普通のグラシエではまずお目にかからない、この店らしいフレーバーが楽しめるのだ。
売り出してからまだ間もないが、すでに店の人気商品。暑さも手伝い、コンフィズリーを買いにやってくる人々の多くが、新作のグラス&ソルベに舌鼓を打っている。
Information-レポートに出てきたお店などを紹介します。
- La mère de famille
- 35 rue du Fg. Montmartre 75009 Paris
01 47 70 83 69
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加納 雪乃 Yukino Kano
フランスの食文化を専門とする、パリ在住のフリーのライター兼コーディネーター。インターネットでフランスのレストランについての情報を発信し、レストラン選択のアドヴァイスなどを提供。
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