2013.8.19 update
vol.65
名門お茶メゾン
『ブテック・クスミティ&
カフェ・クスミチョフ』
19世紀後半、芸術や食文化の最先端をヨーロッパに発信していた帝政ロシア。クスミティは、浪漫で華やかなこの時代、1867年にサンクト・ペテルスブルグで創業者の名前「クスミチョフ」というブランドで誕生した。上質な茶葉を扱い、ロシア皇帝にも献上された名門ブランド。ロシア革命を受け、1917年パリへ。「クスミティ」と名を改め、カフェ文化華やかなパリでお茶の魅力を広めた立役者だ。スタンダードなお茶はもちろん、ロシアらしい果物や花の香りの融合を楽しむ多くのフレーバーティーがとりわけ人気だ。
そんな名門お茶メゾンのフラッグシップ・ショップが、パリの目抜き通りシャン・ゼリゼに誕生した。「ブテック・クスミティ&カフェ・クスミチョフ」だ。
ロシアとフランスの融合、というこのメゾンならではの歴史がテーマのカフェ。料理は、ピロシキ、カヴィア、ボルシチ、クリビヤック、スモークサーモン&ブリニといったロシアンスタイルのものもあれば、クラブサンドウィッチ、フォアグラ、牛肉のカルパッチョといったフレンチスタイルのものも。
スウィーツも、パン・デピス、酸味の強いサクランボとケシの実のお菓子といったロシア伝統ものもあれば、フランス菓子の名店「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」のパリ・ブレストやサン・トノレ、ヴィエノワズリーなどを取り揃えている。BIO素材のパティスリー・キットで有名な「マルレット」のグルテンフリー・ケーキも提案し、時代のニーズに応えている。
料理やお菓子に寄り添うのは、もちろん「クスミティ」のヴァラエティ豊富なお茶。加えて上質なカフェはもちろん、シャンパーニュ&柑橘・赤い果物・キャラメル風味のお茶”サンクト・ペテルスブルグ“&フランボワーズジュースのブレンドなど、お茶を使ったカクテルやアルコールフリーカクテルも提案している。
年中無休で8時~23時の長時間営業。朝食、日曜日のブランチ、ランチ、ティータイム、アペリティフタイム、夕食、映画や芝居のあとに寄るバー…。あらゆるシーンに便利な、世界で最も有名な通りに誕生したブティック&カフェ。 ロシアとフランスのおいしい融合を味わえる、新たな注目スポットだ。